APx500ソフトウェア デモモードで何ができますか?

APx500ソフトウェア デモモードで何ができますか?

図 1.APx500 Software splash screen and hardware detection window

APxアナライザーを接続せずに、APx500ソフトウエアを利用するには、デモモードが有効です。 デモモードで出来ることは限られていますが、以下のようなことが実現できます。

1.プロジェクトファイルの閲覧、編集

2.プロジェクトファイルの作成

3.保存したデータや測定の確認

4.ソフトウエアの評価や動作、挙動評価

APx500ソフトウエアはwww.ap.comから無償でダウンロードできます。デモモードを選択すると、ソフトウエアはデータは無効ですが、アナライザーが接続しているかのように動きます。また、自分で操作し、保存したプロジェクトファイルを自分流で解析、測定をも行えます。そのファイルを同僚や開発メンバーと共有することもでき、便利なモードです。

例えば、遠く離れた同僚が測定で苦慮している際、例えアナライザーを保有していなくても、プロジェクトファイルを共有すれば、シミュレーションして仲間を助けることも出来ます。もちろんデモモードでは、信号は発生しませんので、実際にソフトウエアがどのように動くのかを学びたいというには不向きです。

APx500Version5.0以降では、入出力でASIOを選択し、ASIO LoopbackをDUTとして選択頂くと、図2のように、シグナルジェネレーターが信号を発製し、アナライザーにループバックするというオプション機能が追加されました。

図2. Using the Demo Mode ASIO Loopback capability in APx500 software version 5.0 or later

これは、実際に測定しているかのような仮想測定環境下で、様々な設定方法やアナライザーの オプションを理解するのに役立つ手段となります。APx500デモモードはリモートサイトで働く仲間との間で、有効に測定評価できる手段です。是非試してください。