APでのRub&Buzz測定
絞り込み条件:【記入者】コーンズテクノロジー
皆さんこんにちは! コーンズテクノロジーのQSです。
本日はAPでのRub&Buzz測定についてご紹介させて頂きます。
簡単な言葉でRub&Buzzを説明致しますと、スピーカードライブから発する異音のことです。
ボイスコイルのずれや、磁気ギャップに閉じ込められた粒子等の機械的欠陥は、スピーカーシステムの音響出力にさまざまなスプリアス信号(倍音歪)をもたらす可能性があります。摩擦信号とバズ信号は、欠陥を刺激する刺激トーンよりも周波数が高く、波高率が高いのが特徴です。
Audio Precisionの実装では最初にハイパスフィルタリングを使用して残差のみの信号を提供するプロセスによって、摩擦とバズが検出されます。フィルターコーナー周波数は測定中に上方にスライドし、チャープ刺激周波数の倍数を追跡します。これに続いて、フィルタリングされた残差のクレストファクター測定、およびフィルターされた残差とフィルターされていないrms信号のピーク比測定が続きます。
測定の分析は下記のように行われます。
Rub & Buzz Crestfactor=残差信号ピーク/残差信号RMS
クレストファクタとは、波形のピーク値と実効値の比(クレストファクタ=ピーク値/実効値)で定義され、波高率とも言われる。 直流の場合は1、正弦波の場合は√2 = 1.414 となる。
Rub & Buzz ratio=残留信号ピーク/メイン(フィルター処理されていない)信号RMS
crest factor 12 dB以上 と peak ratio -40 dBがrub and buzz 測定の信頼できるひとつの指標となります。
関連する投稿
-
AV WATCHに記事を掲載致しました!
皆様こんにちは!コーンズテクノロジーのQSです。既に御存知の方もいらっしゃると思いま...
-
コメント
まだありません。
ログインしてコメントする