TEDSとは?
アコースティック測定を行う際は、まず、測定マイクの校正、感度調整から始めます。GRAS製品GRAS42AG(下図)のような音声レベル校正器を使うと、特性評価を行いたいDUTを使った測定マイクの感度を取得することが出来ます。しかし、センサーや解析ソフトウエアから直接マイクの感度を電気的に読み取ることはできないものでしょうか?
TEDS–the Transducer Electronic Data SheetはIEEE1451で規定された、プリアンプ内蔵のICにマイクの感度データを保存している方法になります。APx517Bアコースティックアナライザー(下図)やGRAS12BAまたは12BB CCPパワーモジュール(下図)のようなAPx500ソフトウエアや適切場インターフェース機器を組み合わせることで、TEDSのデータを読み取ることが出来ます。
利用するマイクを15分~1時間も校正に時間を要し、測定を開始するのではなく、APx測定ソフトウエアのマイク感度を直接読み込み、ボタンをクリックするだけで、校正は終わります。APx500 ソフトウエアは自動的に感度を読取り、測定に反映してくれます。一方、TEDSデータは非常に便利にできます。まず、TEDSデータは書き込まれた時点と同じ値を維持します。次に、アンプやアッテネーター等の影響も受けません。という訳で、定期的にマイクを校正するには十分な効果を発揮します。
測定マイクの感動を読取り、適用するにあたって、自動的に実行し、測定工程時間を節約できます。
詳細は以下のリンクを参照願います。
www.ap.com/blog/what-is-teds/